絵本のあひる 「THE STORY ABOUT PING・あひるのピンのぼうけん」
  
「THE STORY ABOUT PING・あひるのピンのぼうけん
1933年-USA
1994年-瑞雲舎

揚子江に浮かぶ「賢い目の船」でたくさんの家族と暮らすあひるのピンは、最後にお尻を打たれるのがイヤで岸に残ってしまいます。揚子江で一人ぼっちになってしまいましたが、食べられそうになる寸前で助かり、無事に船に帰ります。

あひるの雛が主人公のお話は、必ずと言っていい位、カムホームストーリーですね。欧米が舞台と思われる物は、ひよこがラバーダックみたいに丸くて可愛らしく描かれるのだけれど、コチラは中国揚子江が舞台、主人公のピンはちゃんと中雛と解る描き方です。リアルで可愛くないと感じる方も多いと思いますが、アヒラーは一番可愛くない中雛の時期が大好きです!
英語本はペーパーバックなのに日本語版はハードカバー、両方購入してしまいました。

「アンガスとあひる」-1930年 の著者が、その作品を描いている時にあひるに興味を持ち、あひるの生態を勉強して書いたのが「THE STORY ABOUT PING」だそうです。画家も中国で暮らした経歴があり、揚子江の咽かな、鳥インフルエンザとは無縁だった当時の様子が感じられます。

お父さんとお母さんと、3羽の兄さんと2羽の姉さん、7羽のおじさんと11羽のおばさんと、42羽のいとこ達には、何と名前が付いているんだろう…?



 
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