絵本のあひる〜 「アルバートのアルファベット」
」
1992/4-BL出版
学校大工(用務員さん？)の、あひるのアルバートさんに校長先生から学校の遊び場にアルファベットオブジェを子供たちの為に作ってとメールが来ました。締め切りは今日の午後３時！授業が終わったら遊べるようにしたいらしい校長先生…。遊び場の隅の職員住宅？に住んでいるアルバートさんは、時間と材料を吟味して次々とアルファベットオブジェを作って行きます。
この絵本を木工作家の妹に見せたら、道具の使い方も作業手順もプロの大工だ…と言ってました。
着々と手際よく、出た端材や細材も使ってアルファベットが出来上がって行きます。木材が入っていた箱も使ってしまい、とうとう材料が無くなりました。今何時だ？急げ急げ！アルバートさんは家の周りの庭木や庭石まで使ってアルファベットを作ります。暮らしに必要な薪や配管も次々アルファベットに…。最後は住んでいた住宅まで大改造をして、無事３時までにA〜Z全てのアルファベットが出来上がりました。
←リフォームが済んだ家の中で後片付けをするアルバートさんと授業が終わって遊び場に駆けてくる子供たち…。この絵本は何度もページを行ったり来たりしながら読んでしまします。年少の子供にアルファベットを教える為のモノですが、こんなに楽しいアルファベット本は初めてです。
大人もシッカリ丁寧に描かれたアルファベットの作られ方にページを捲ったり戻したりして読んでしまいます。
ネットでこの表紙を見た時、アルバートさんが以前ウチで飼っていたあひるのにれちゃんにそっくり！で探して購入しました。にれちゃんはメスで14才まで長生きしてくれた忘れられないあひるです。絵を見ているとどうみてもアルバートさんはメスの体型です…。正面も後ろも真上から見てもにれちゃんです。にれちゃんに逢いたくなったらこの絵本を開こうと思います。
この絵本には続きがあって、今度はPTA会長さんから感謝祭の前日に色々と用事を頼まれます。文句ひとつ言わずに着々とミッションをクリアするアルバートさん…。
「アルバートの感謝祭」
1997/10-BL出版
こちらのアルバートさんはあまりにれちゃんに似ていませんでした…。ちょっと残念でしたが、お話は面白かったです。感謝祭のごちそうが美味しそうでした。
３冊目はあるのかな？と思って探しましたがありませんでした。翻訳されてないだけなのか？…続きがあったら欲しいシリーズです。
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